Septeto Bunga Tropisが1stアルバム”Suara Bunga”を発売します。リリース記念公演を
下記要領にて行いますので、皆様ぜひともご参集下さい。
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Septeto Bunga Tropis "SUARA BUNGA" Release Live @渋谷JZ Brat
Open 17:30 / Start 19:30(22:00終演予定)
入替なし 予約¥4,500 当日¥4,900
学割(小学生以上)¥2,250
※中学生以上は受付時に要学生証提示
※チャージに飲食代は含まれておりません。
※お一人様一品以上のご注文をお願い致します。
予約ページ
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本作の制作プロセスを振り返ってみます。
本作はラテン音楽の音響・PA等に精通した、Salsa Swingoza等も手掛けるエンジニアの鳥光さんのレコーディングスタジオで、合計4日を費やして制作しました。
2日間の録音日のうち初日。管楽器は仮録音(その場の合奏を成立させるため、並びに後日の本録音の時の参考用)とはいえ1日で6曲全てを録り終える長丁場なので、休憩時間にはスタジオ近くのラーメン屋で気合を入れます。客が100%バンドメンバーという異様な風景。”熱帯の花”という意味の名を持つグループによる、陽射しや夏の暑さのイメージを喚起するであろう本作は、実は真冬に北海道ラーメンで温まりながら録音されたのでした。
録音2日目は、管楽器の本録音と、パーカッションの重ね録りに費やされました。ライブでは同時に演奏出来ない数の打楽器をアンサンブルに盛り込めるのは、アルバム制作の醍醐味の一つです。大儀見さんのギロやマラカスを足したり、チェケレを1曲に3パート入れたりと、豪華な仕上がりになりました。
テナーサックスも曲によって二本を使い分けましたが、音色の差異は余程のサックスファンでもない限り聴いても判りづらいかも知れません。しかし奏者にとっては微細な差異が大事だったり、吹き心地が変わるためそもそも違ったフレーズが出て来たりするので、ベストを尽くすつもりで重く大きな荷物を持ち込んだのです。因みにどちらも博物館級のお宝です。これで良い音出てなかったら完全に奏者に責任があるでしょう。
録音の後はミックス作業に入ります。各楽器の音量、遠近、左右のどの位置で鳴っているか等を細かく調節した結果、音の臨場感が大いに増しております。先輩奏者やベテランエンジニアの知恵の尊さよ。
ミックスが終わった段階で、ライナーノーツをご執筆下さる菊地成孔さんにデモ版ディスクを渡しました。このセルフィーを撮った新宿御苑のスタジオは、髙井が菊地さんのサックス教室の生徒だった頃に通っていた場所です。菊地さんのエッセイ本の写真にも出て来ます。ドラムの田中教順氏も、菊地さんの音楽塾の音楽理論課の生徒でした。
2000字級のボリュームを持つライナーノーツでは本作の感想に加えて、菊地さんが髙井と出会ってから菊地成孔DC/PRGに加入するまでの頃の事やサックス奏者視点からみた楽器店での面白エピソード等も語られていて、コンテンツの重要な一部となっています。ご期待下さい。
音作りの最後の工程であるマスタリングの段階になって大儀見さんから曲間の繋ぎについての画期的な提案があり、最後まで奇跡の連続のうちにアルバムが完成しました。
ジャケットデザインは、グループ名やアルバムの題にちなんで花を使う話もありましたが結局、髙井のソロショットになりました。インドネシアのバティック着用。ここはちゃんとちなんでおります(グループ名、アルバムの題、一部曲名がインドネシア語です)。
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